新入社員

漫画と武侠小説が大好きな万年就職浪人のカン・ホは、今日も面接で大失敗をやらかす。面接を受けた会社の名前を間違えてしまったのだ。その夜、母ヘジャは「もうじき30歳だと言うのに、プラプラしているなんて情けない」とカン・ホを家から追い出す。(※韓国では兵役があるので新卒で26歳～27歳)家を追い出されたカン・ホは、オタク仲間で幼馴染のソンテの家へ転がり込む。そこへ、高校の同級生の飲み会があると連絡が入る。しかも一流企業のLKグループに入ったボンサムのおごり。お金のないソンテとカン・ホはその話に飛びつく。 その頃、飲み会に行くため家を出たボンサムの車の前に一人の女性が飛び出す。彼女はボンサムの元彼女のミオク。ボンサムはミオクを捨て、今はLKグループの秘書室に勤めるヒョナと付き合っていた。別れたくないと言うミオクをボンサムは冷たく突き放す。 飲み会に押しかけ楽しく飲んでいたカン・ホだが、同級生とボンサムに無職をバカにされ怒って席を立つ。帰り道、ハンガンの橋を渡る彼の前でミオクが飛び降り自殺を図る。カン・ホは間一髪でミオクを救うが、ミオクはそのまま逃げていく。 数日後、恋人に「あんたは就職なんかできない」とフラれたカン・ホは、ソンテがLKグループに履歴書を出すと聞き、自分も一緒に応募することにする。LKグループを訪れたカン・ホの目の前で履歴書を受け付けていたのは、なんとミオクだった。