愛するまで

ソン・ジョンシン女史は夫との突然の死別後、自ら事業を起こしたたくましい女性。姑と同居しながら、女であることも忘れて必死に働き4人の子供たちを育て上げた。長男のヨンホは思春期に尊敬していた父親を亡くしたことで内向的な性格になってしまい、後年、反対を押し切って結婚したことから母と不仲になってしまう。次男のヨンビンは秀才で、母親をはじめ家族の期待を一身に背負い、公認会計士という社会的地位を手に入れる。1人娘のヨンジンは男兄弟の中で男のように育ち、35歳にもなるのに結婚など眼中にないまま右往左往しながらも洋画の翻訳の仕事に熱中している。そして生まれる前に父親を亡くした末っ子ヨンチャン(リュ・シウォン)。ソン女史は他の兄弟には厳格だが、ヨンチャンにだけは寛大に接する。典型的な新世代として育ったヨンチャンは初恋に破れ失恋の痛みから抜け出せずに葛藤する。その時、出会ったのがウンジュ(チョン・ドヨン)だった…。