父のように生きるのは嫌だった

父のように生きたくないというチョルグ、ドックの兄弟はあまりにも違う生き方を選択する。長男チョルグは出世をあきらめ愛を選び、次男ドックは愛に背いて成功を選ぶ。父はこれまでの人生で一度も成功した事がなく、釣りをしている時が唯一心が落ち着く。母はますます強くなり、小さい食堂を営んでいて、客が持って来た魚の鍋料理にしたり、釣りえさを売ったりして、家族の生計を支えていた。 そんなお父さんには一生愛して来た他の女人がいる。お父さんはたまにその女人とその娘に会いに行ったりする。 母はとうに結婚初から夫の心に恨みを抱いたが、ひたすら長男に泥んで長男がお勉強に上手なことだけ世の中すべての希望をかけて暮す。 長男チョルグは勉強が出来て、次男ドックは野球がお上手だった。しかし、チョルグは有名な大学に入れなかった。ドックは野球で有名な大学だけではなく名前も顔も売れる。チョルグは、愛する女と結婚ができなくて一生息をついて黙黙と生きてきた父をみて、自分は必ず愛しあう女と結婚して暮すと決心する。 ドックは父の能力がないと思って、母が亡くなった後も、父と暮すようになった女を憎んで、そんな愛なんかは軽蔑して、愛ではなく必ず成功のために一生を暮すと思い、愛する女を捨ててしまう。結局、二人の息子は父のように生きたくなくてチョルグは愛を選択して、ドックは愛を捨てる。愛を選択しなければならない人が成功を選択し、成功を選択しなければならない人が愛を選択したことで、これからの彼らの人生は・・・